園内イベント
2025.08.16
実習生と共に~同和園ホームヘルプステーション~
令和7年6月6日と13日の二日間にわたり、京都福祉専門学校から男性3名女性3名計6名の実習生をお迎えしました。実習生の皆さんは、まず訪問介護の業務について学びを深め、その後、実際にホームヘルパーが支援に伺っているご利用者のお宅を訪問し、生の声を聴かせていただく貴重な機会を持ちました。
今回ご協力いただいた方の中から、S様ご夫婦と実習生のふれあいの様子をご紹介いたします。
事前に、実習生が3名ずつ二日間に分かれて訪問することをお伝えしていましたが、S様ご夫婦は快く引き受けてくださり、2日とも温かく迎え入れてくださいました。実習生にとっては、在宅で生活されるご利用者宅を訪問するのは初めての経験であり、緊張した面持ちでしたが、S様ご夫婦(特にご主人)がたくさんお話をしてくださり、その緊張を和らげてくださいました。
また、6日に訪問した実習生の一人がご主人と同じ富山県のご出身であることが分かり、ご当地トークで大いに盛り上がりました。最後には、懐かしさから感動の涙を流される場面もあり、心に残る交流となりました。
13日に訪問した日には、ご夫婦でデイサービスでも披露された3曲を実習生の前でも歌ってくださり、「若い頃、歌手になりたいと思っていたことがある」とのご主人の言葉は、奥様が初めて聞いたというご主人のエピソードであり、奥様も同行したホームヘルパーも驚きと喜びを感じました。2日間を通じて、笑顔あふれる温かな時間が流れていました。

S様ご夫婦からは、「実習生さんがいろいろ質問してくれるので、頭が冴えていい時間だった。いつもはぼーっとしているからね」「子どもや孫が来てくれたみたいで本当にうれしかった。機会があればまた来てほしい」と、うれしいお言葉をいただきました。
日頃の支援の中では見られなかったS様ご夫婦の素敵な一面を引き出してくれた実習生の皆さんに、心から感謝いたします。かけがえのない時間をご一緒させていただき、ありがとうございました。