園内イベント
2023.01.16
同和園創立100周年記念式典
令和4年12月11日(日)ANAクラウンプラザホテル京都において、社会福祉法人同和園創立100周年記念式典を執り行いました。
本来ならば100年目にあたる令和3年12月11日に予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑みて1年延期する中で開催致しました。
式典には門川京都市長様をはじめ、地域の各団体、行政、同和園後援会、事業者の皆様、ご入居者とそのご家族など200名を超えるご来賓をお迎えしました。
第一部において、亀谷英央理事長・随心院第四十四世門跡を導師として、同和園で過ごされたご入居者・ご利用者の皆様、法人・施設の円滑な運営を支えていただいた役職員の皆様など多くの方々の追善供養、100年間の報恩に感謝し、仏前勤行が厳修されました。
続いて、「同和園100年のあゆみ」の動画を上映し、創立当初から大正・昭和・平成・令和と100年の変遷を振り返りました。亀谷理事長は、これまで同和園を支えてくださった方々への敬意を表するとともに、同和園のケアサポート理念のもと、「あなたらしく自分らしく輝ける人生」を安心して送れるように地域に根ざした「ともいきのまちづくり」をめざし、新たな世紀に向けて皆様一人ひとりの思いを受け継ぎ進んでいくと挨拶しました。
竹田常務理事・園長より、100周年記念事業の報告と行政、地域の関係者のご理解とご支援の感謝を述べ、次の100年を見据え、高齢者施設の先駆者として地域から信頼される和の精神に基づいた福祉の実践を関係機関との連携をはかり、進めていきたいと決意を表明しました。
ご来賓の皆様を代表していただき、京都市長門川大作様より、同和園は京都の全ての高齢者福祉の源流であり、同和園の100年の取り組みに対して感謝と今後の期待を込められた心温まるご祝辞を賜りました。
京都市老人福祉施設協議会山岸孝啓会長様より昭和16年から日曜学校を始めとする地域との交流や介護保険制度創設時の改革など同和園の先進的な取り組みへの敬意と今後への期待を込められた心強いご祝辞を賜りました。
当法人において、永きにわたり法人運営にご尽力いただいた役員の皆様への特別役員等功労者表彰、永年勤続職員表彰並びにボランティアとして活動いただいた個人、団体、附属診療所嘱託医師への感謝状贈呈が行われました。
職員が制作した「ご利用者・職員のメッセージ」動画を休憩時間に上映させていただき、ほっこりした時間を過ごしていただきました。
第二部の記念公演では大蔵流狂言師茂山逸平師から狂言の楽しみ方のお話をお聞きし、祝賀狂言として「蝸牛」(かぎゅう)を茂山逸平師のお父上の茂山七五三師、ご子息の慶和師の親子三代でご披露いただき、会場が「和らい」に包まれました。
式典の結びに大西副理事長より「支える側」、「支えられる側」という二次元的な視点だけでなく、関係各位の皆様のお陰で我々も学び、そして意義や希望をいただいて、感謝を忘れず、また、職員同士においても互いの正義を主張し合うのではなく、より良い園に導いていくという共通命題のもと、本当の意味で一丸となるって今後も取り組んでいきたいとお礼を申し上げ、和やかな雰囲気の中閉式いたしました。
多くの皆様から同和園創立100周年にあたりご厚情を賜り、心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。