園内イベント

2022.10.24

ご利用者インタビュー!アートな壁面制作@同和園デイサービスセンター

9月19日は敬老の日。同和園敬老月間です。
同和園デイサービスセンターでは、長寿祝いの敬老会を1週間にわたって開催しました。

今回は、同和園デイサービスセンターの敬老会にまつわる「アートな壁面制作」について紹介します。
制作されているご利用者の方にお話しを伺うことも出来ました♪

デイサービスセンター正面玄関をくぐってすぐ左側には、季節にちなんだアート作品が飾られています。
作品は私たちの背丈より高く、天井まで届くほどの大きなサイズです。
ご利用者と職員で協力して作られており、前の月から皆さんでアイデアを出し合いながらコツコツと作業されています。

↓ 今回紹介する作品はこちらです(2ヶ月合作) ↓

長寿を思わせる鶴と亀がテーマ
“鶴は千年亀は万年”ということわざにもあるように、鶴・亀は長生きでおめでたいことを意味しています。

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  ご利用者インタビュー
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制作活動に熱心に取り組まれているご利用者にお話しを伺いました!

お昼過ぎにデイサービスセンターにお邪魔すると、4名のご利用者と職員が机を並べて作業中。
いつも大体同じメンバーだそうで、「手芸部みたいなものやね!」とのこと。
早速質問です。

Q鶴の羽がふわふわしていて立体的ですね!何で作られているのですか?

職員  :不織布マスクの生地を使っています。
     何か良い材料無いかな~と考えていて、たまたま家に使わない薄手のマスクが余っていて。
ご利用者:鶴の羽はたくさん時間かかったよ。何枚も重ねて、鶴だけで1ヶ月はかかったかな?
     赤色も一色ではないでしょう。色々な色合わせて、塗り重ねて、協力したんやで。

  ・・・まさか、マスクとは!今の私たちにとって一番に身近なものですが、形を変えてアートになっていました(^^)
     

Q亀のデザインも凝っていて素敵ですね。布が使われているんですか?

ご利用者:布や端切れを沢山使ったね。組み合わせも考えた。
     貼り合わせてみてから、どうも立体的に見えるほうが良い!と思って。
     裏にプチプチ(緩衝材)を入れて、亀らしくなったわ。
職員  :そうでしたね。いつも作品が良くなるように考えてくれるから、本当に先生のようです・・・!
     布は職員からの寄贈です。
     昔、鞄屋さんをしていた職員から、端切れを沢山寄贈してもらいました。
     高そうな帯の生地もあって、「ほんまに切っていいの!?」と思いながらいつも準備しています。

Qお気に入りのポイントは?

ご利用者:みんな綺麗でしょう。全部です!

と仰りつつ・・・「亀と山が良い感じ。鶴と後ろの太陽はもっとバランス良く出来たかも?」と
更に良い作品になるように考えられているご様子でした。

○「こうしたらええ」と考えるのが楽しい。

○「手芸や制作は”何とでもなる”」から好き。失敗したかなと思っても、形を変えられるでしょう?

 と、にこやかに語りかけて下さりました!

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│取|材│
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│後│記│
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お話しを伺う前は、皆さん黙々と制作作業をされているのかと想像していましたが、
さすが同和園デイサービスセンター!ご利用者も職員も、「もっとこうしたら良い」とお話ししながら、とても賑やかな時間を過ごされていました。
今後の作品や活動も、追いかけていきたいと思います!

最後に、ご利用者さんがこんな物を見せてくれました。
職員から以前貰ったクリスマスプレゼント(ペットボトルキャップや端材を使ったキーホルダー)だそうです。
普段お使いの杖や、同和園に来るときに使われる鞄など、それぞれのお持ち物に着けて大切にして下さっていました。

デイサービスで制作活動をされているところは沢山あると思いますが、
同和園デイサービスセンターでは、
○アイデアを出し合って作品を作ることやその過程も
○思いを込めた作品が手渡されたあとも
含めて制作活動を大事にされていることが伝わってきました。

現在は秋の壁面を制作、10月から展示予定です!
インスタグラムにハロウィーン作品を公開中。ぜひご覧下さい。

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